恋する事件簿【完】
3人で署に戻る前に、食事に行く事になった。



「何で居たの?」



ハンドルを切りながら、後部座席の兄貴に問う。

兄貴は「犯人について、何となくわかったし、芽依実の答えを聞こうかな?って」と答えた。



「わざと私に行かせた?」



「当然」



…何なわけ!?

ナメられたとかムカつく!!

私はムスッとしながら、署の近くにある喫茶店を目指す。



「何で拗ねた;;」



「煩い」



「煩くねぇよ;;」



兄貴をシカトし、駐車場に車を停めた。

エンジンを切り、ロックをさて那維斗を追う。
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