恋する事件簿【完】
「ふふ…“美人さん”だって」



「…自覚なかったん…」



何故か引いてる那維斗。

…え、何で…?;;

私は至近距離で怪しまれてる為、色々な意味でドキドキしてしまう。



「俺は、ずっと綺麗やな…って、思ってたで」



「――っ;;」



“ちゅっ”とキスをされ、私は唇を押さえながら周りをキョロキョロ。



「27でも、キスに照れるヤツは、お前だけやな」



「まだ26です!!」



誕生日は10月10日。

ゾロ目で覚えやすい日。

那維斗は「変わらんやろ」と言って、私の膝に倒れて来た。

…膝枕ですか;;
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