恋する事件簿【完】
「速水はどこだ?」
坂田、水川さん、難波と合流するも、速水の姿が見当たらない。
「外」と答えた難波。
「来ないヤツを待ってても仕方ない」
私は立て籠りが起きてる部屋へと向かい、銃を構えた。
ドアの小窓から覗けば、犯人たち4人は、窓の外を見て、様子を伺ってる。
…賭けるか。
「私たちで犯人の腕や足を撃つ。
水川さんは、子供たちをこっちへ呼んで」
「そんな大胆な作戦で、大丈夫ですか?」
「チャンスは一度。大丈夫かは知らない。ただ、やるしかない」
兄貴たち男3人が頷いたのを確認。
バンッとドアを開け、それぞれ発泡した。