恋する事件簿【完】
「状況は」
先に着き、通報者と話してた父親に声を掛けた。
「銃声を聞いたのが8時35分。
今日の欠席は4人。308人と教師15人が中に居る」
「苺愛、どうする…」
叔父さんに意見を求められた母親は、用意された体育館の図面や私たちを見て何かを考えてる。
私が「早く!」と急かすと、「黙ってて!」と言われた。
父親は「銃を準備しとけよ」と、場を繋げる。
「子供たちの事を考えて、SATは呼べない。応援の人たちは、犯人が逃走しないように学校を包囲。
守優・坂田・兄貴は裏から様子を。難波と犬飼さんは隣の校舎からあの屋根に飛び移り、窓から様子を見て。
私たちは…」
母親は一瞬、言うのを躊躇った。
先に着き、通報者と話してた父親に声を掛けた。
「銃声を聞いたのが8時35分。
今日の欠席は4人。308人と教師15人が中に居る」
「苺愛、どうする…」
叔父さんに意見を求められた母親は、用意された体育館の図面や私たちを見て何かを考えてる。
私が「早く!」と急かすと、「黙ってて!」と言われた。
父親は「銃を準備しとけよ」と、場を繋げる。
「子供たちの事を考えて、SATは呼べない。応援の人たちは、犯人が逃走しないように学校を包囲。
守優・坂田・兄貴は裏から様子を。難波と犬飼さんは隣の校舎からあの屋根に飛び移り、窓から様子を見て。
私たちは…」
母親は一瞬、言うのを躊躇った。