恋する事件簿【完】
「私は…北斗と芽依実を連れて、タイミングを見て突入する。水川と通子さんは芽依実にドアを開けさせるから、子供たちを校庭へ逃がして。用務員さんたちにも、協力をお願いしましょう」
「「「『了解』」」」
私は返事をしながらも、母親がどうして自分を一番、危険な目に遇わせようとするのかを考えて居た。
若い私や兄貴たちが突入すれば、良いんじゃないんだろうか。
持ち場に着くと、母親はトランシーバーで兄貴たちから状況を聞く。
合鍵を使い、職員用のドアの鍵を開けると、母親は父親と体育館に入る。
私も後ろをついて行き、舞台袖から様子を伺う。
「「「『了解』」」」
私は返事をしながらも、母親がどうして自分を一番、危険な目に遇わせようとするのかを考えて居た。
若い私や兄貴たちが突入すれば、良いんじゃないんだろうか。
持ち場に着くと、母親はトランシーバーで兄貴たちから状況を聞く。
合鍵を使い、職員用のドアの鍵を開けると、母親は父親と体育館に入る。
私も後ろをついて行き、舞台袖から様子を伺う。