恋する事件簿【完】
「先生たち、逃がして?」



「警察の指図は受けない」



「…へぇ。警察が嫌いでこんな勝負を挑んでるんだ」



…ナメられたまま、黙って帰れない。

私は舞台から飛び降り、床に威嚇射撃。



「出せって。警察が嫌いなら、関係ない人たちを巻き込んでんじゃねぇよ――ッ!!」



ーーバン…ッ

私の発言に、キレた1人が撃って来た。

避けたけど、かなり銃の扱いになれたヤツ。

さっきから喋ってないし…何者?



『芽依実!?撃たれたの?芽依実ッ!!』



母親の問い掛けに、私は返事をしなかった。

先ずすべき事は、こいつらの始末。
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