恋する事件簿【完】
* * *
―坂田 SIDE―
病院の待ち合い廊下。
水川が撃たれた。
めいちゃんは悪くないけど、責任を感じてパニックになり、2人とも病院に運んだんだ。
「水川、命には別状なし。ただ、1ヶ月は休職だと」
「そうか。あ、めいちゃんは?」
「大丈夫。今、安定剤を打って貰った。難波と親父たちが付いてる」
守優は目の前にあった自販機でコーヒーを二つ買い、一つを俺にくれた。
隣に座ると、「ペアが重症とか、ショックだよな」と言う。
俺は、守優にもみんなにも話してなかった事があった。
めいちゃんの幸せを祝ったり、からかってたくて、言えなかった事が。
―坂田 SIDE―
病院の待ち合い廊下。
水川が撃たれた。
めいちゃんは悪くないけど、責任を感じてパニックになり、2人とも病院に運んだんだ。
「水川、命には別状なし。ただ、1ヶ月は休職だと」
「そうか。あ、めいちゃんは?」
「大丈夫。今、安定剤を打って貰った。難波と親父たちが付いてる」
守優は目の前にあった自販機でコーヒーを二つ買い、一つを俺にくれた。
隣に座ると、「ペアが重症とか、ショックだよな」と言う。
俺は、守優にもみんなにも話してなかった事があった。
めいちゃんの幸せを祝ったり、からかってたくて、言えなかった事が。