恋する事件簿【完】
急いで離れたけど、母親は険しい顔。



「何してんだよ」



「いや…別れ話をしてたのか、芽依実が泣いてて。あ…難波君を責めるつもりはないんだけど。でも、親としては…」



「違います!違います!;;」



「別れ話なんて、してないから!!;;」



私たちは全力で首を左右に振りながら否定。

しかも何で、私が泣いてる=“別れ話”になったんだか。

私はベッドに腰掛け、涙を拭った。



「今日は家に帰ろうかな」



「難波も泊まらせれば良い。泊まりなんて何回かあるんだろ?」



…何でバレてるの…;;
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