恋する事件簿【完】
「兄貴、お母さんが下ネタを言った!;;」



「ブーッ!!;;」



…汚なっ;;

兄貴に助けを求めると、ビールを吹き出した。

那維斗が顔面に被り、固まってる。

私は慌てて、タオルやティッシュで那維斗の顔を拭く。



「大丈夫?;;」



「後輩やったら…殴ってたやろうな」



…あははー;;

そこに私も含まれただろうか。

恐ろしい。

恐ろし過ぎる;;

私は「ごめんね;;」と言いながら、那維斗の前髪を拭いていく。



「大丈夫や。冗談やしな」



…案外、優しいですね;;

私は綺麗になったのを確認し、料理を運ぶ事にした。



< 208 / 336 >

この作品をシェア

pagetop