恋する事件簿【完】
第2部 ⑩〜刑事〜
道子さんからの電話の内容を伝え、「車、借りてく」と最後に言ってから家を出た。
母親はお酒を抜く為か、シャワーを浴びに行った。
リビングの窓から3人が見送ってくれる。
黒塗りのWISHに乗り込み、車庫からバックで出る。
現場までは、実家からの方が近い位だった。
「芽依実ちゃん!」
顔パスで入り、出迎えてくれた通子さんから状況を聞きながら、【東木ノ島警察署】の課長へと近付いた。
「お疲れ様です。木ノ島の山下です」
「…また若いのが来たのか。
上のヤツらはどうした!上のヤツは!!」
何とも不服そう。
不機嫌さに、私まで眉間にシワが寄る。
母親はお酒を抜く為か、シャワーを浴びに行った。
リビングの窓から3人が見送ってくれる。
黒塗りのWISHに乗り込み、車庫からバックで出る。
現場までは、実家からの方が近い位だった。
「芽依実ちゃん!」
顔パスで入り、出迎えてくれた通子さんから状況を聞きながら、【東木ノ島警察署】の課長へと近付いた。
「お疲れ様です。木ノ島の山下です」
「…また若いのが来たのか。
上のヤツらはどうした!上のヤツは!!」
何とも不服そう。
不機嫌さに、私まで眉間にシワが寄る。