恋する事件簿【完】
すると真壁さんが、「私はダメですか?」と、訊いて来た。



「真壁がやるなら…苺愛が良くないか?なぁ、北斗」



「本当」



…辛口ですね;;

ハッキリと言う叔父さんと父親に、みんなは苦笑。

母親は「何、2人して…」と、顔を赤くした。

何がそんなに恥ずかしかったんだろうか。



「那維斗君は、私と芽依実さんのどっちを選ぶん?」



…何っ!?

那維斗に選ばせる気っ??

私たちの鋭い視線が那維斗に向く。

那維斗は両親の目を見て、「芽依実に決まってます」と言った。



「当たり前よね。彼女を選ばないのはおかしい」



…通子さん;;

私は彼女じゃなければ、選ばれなかったんですか?;;
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