恋する事件簿【完】
…こ、怖いです;;

私は一歩、横にずれて、母親から離れた。

母親は“サラブレッド”とか、“警視総監の娘”と言われるのが嫌い。

まぁ、母親は実力者だから。

私も兄貴も、嫌いだ。

お祖父様や親の七光りと言われるのが。



「じゃあ主任と組め」



「それは私も反対!!自信がありそうだし、課長と組んだらどう?」



母親を完全にキレさせてる。

ピリピリとした雰囲気に、誰もが怯えてる。



「そう…します…;;」



「難波君は私の息子になるの。
手出ししちゃダメよ?」



「は、い…;;」



…この人、強すぎます;;
< 232 / 336 >

この作品をシェア

pagetop