恋する事件簿【完】
私はデスクに伏せた。

那維斗と目が合うと、頬を摘ままれる。



「いひゃい…」



「芽依実は美人やで。まぁ…若い頃の野神刑事には、負けるやろうけど」



「「確かに…」」



みんなの前で言ってくれたのは嬉しいけど、最後の一言は何?

父親も兄貴まで納得してるし!



「お母さんが美人なのに、負けるとしたら、お父さんの遺伝が邪魔したの?」



「「違うっ」」



次は両親からの突っ込み。

…何でキレてるの;;



「北斗はイケメン!ただ…ただその…」



「じいちゃんの遺伝子だろ」



…え゛ー;;

あの苺馬鹿に;;
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