恋する事件簿【完】
親指を立て、ポーズを立ててる圭兄から離れる。



「あれ、何」



「従兄。叔父さん…課長と似てるでしょ」



私が無線を手に取ると、「確かに」と言う。

署に一報だけ入れて、鎮火を待つ事に。

難波と2人して車のフロント部分に座って居ると、「伏せろぉーッ!!」と、聞こえた。



「何…!?」



「屈め!」



ーードン…ッ

…――っ…。

難波に押さえられながら屈むと、ごみ捨て場があるマンションの隣の家から爆発音。

屋根から黒煙が噴き出してる。



「どうして、関係ないとこが?」



私は立ち上がり、目を見開くしか出来ない。
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