恋する事件簿【完】
兄貴と首も両手も左右に振って否定する。

両親は私たちの後ろに立ち、「続けろ」と言う。

…マジで?;;



「昼飯は?;;」



「後で食べるから、大丈夫よ」



「左様ですか;;」



私は新聞係の人を見た。



「再開します;;」



…はい、どうぞ;;



「難波刑事…お2人を刑事としてどうですか?;;」



「見ての通り。出来る2人ですが、個性的」



何も言えない。

言えるわけがない。

2人で苦笑しながら那維斗を見てると、「あれが刑事ね…」と、聞こえた。

…シカトしとこう。

構ったら負けだ。
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