恋する事件簿【完】
「じいちゃんが、“北斗と守優に苺を持ってけ”って煩いから来たの。
けど、ここにもキチガイが居た」



叔母さんは那維斗に、「あんたは北斗に似て口はないの?」と言う。



「ありますけど…;;」



「あるなら良いなさいよ。
あんたさ、人の恋を邪魔してどうすんの?自分への気持ちがない男を振り向かすなら、手段を考えなさいよ。芽依実を泣かせたら、逆に嫌われるよ?
ま、手遅れだろうけど」



叔母さんは「私も言うようになったわ…」と、自分に感心してる。

けど、また口を開いた。



「また芽依実たちの邪魔したら、私はひっぱたくからね?北斗が痛がるほど、私は強いよ」



叔母さん節を出した。
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