恋する事件簿【完】
まだ爆発はしないと思う。

今なら、那維斗か坂田を呼び戻せる。



「タイムリミットは5分。今、4分か3分だとして、間に合いますか…」



…間に合わない…。

私は那維斗とデスクから、爆弾処理の資料の挟まるファイルを取った。

…私が、やるしかない。



「どこにある?」



「え…?」



「爆弾は!!」



「1階です!;;」



私は1階へと走った。

案内課の課長が見つめる爆弾。

黒い箱に着いたタイマーは残り3分。

…やならきゃ…。

私は用意されてた工具箱からドライバーを出し、蓋を開ける事に。
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