恋する事件簿【完】
「苺愛と芽依実の違いは、顎の力と、今まで付き合った男の数だな」



「何それ;;」



どんな違いなんだか。

私はあたりめを口に銜えたまま、叔父さんを見据えた。

那維斗は私がティッシュに乗せてたあたりめを一切れ奪うと、バクバク食べた。

…凄い顎;;



「苺愛は北斗しか経験なし」



「ゴホッ…ゴホッ…!;;」



…いきなり何のカミングアウトしてるわけ?;;

しかも私、2人の娘なんだけど;;



「よく噛んで飲み込め!」



…いやいや;;

今のは叔父さんの所為でしょ!;;

でも叔父さんは、「話を戻そう」と言う。
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