恋する事件簿【完】
「君はわからんだろ!
子供はな、親の仕事一つでも簡単に嫌うんだ!!」
父親を指差して言い切る組長。
ーーパシンッ
「お母さん…」
母親は組長をひっぱたたいた。
組長は目を見開いて、母親を見てる。
「それはあんたの行いが悪いからでしょうが!私だって、何で“お父さん警視総監なの!”って、幼い頃から言って来た。
けど、父親は“恥ずべき行動はしてない”って胸を張ってた。
息子が誘拐されても、市民のお父さんだったわよ!誰かに恨まれても、最後まで立派な警察官だったわよ――っ!!」
母親の怒鳴り声に、父親は落ち着きを取り戻し、組長は地べたに座り込んだ。
子供はな、親の仕事一つでも簡単に嫌うんだ!!」
父親を指差して言い切る組長。
ーーパシンッ
「お母さん…」
母親は組長をひっぱたたいた。
組長は目を見開いて、母親を見てる。
「それはあんたの行いが悪いからでしょうが!私だって、何で“お父さん警視総監なの!”って、幼い頃から言って来た。
けど、父親は“恥ずべき行動はしてない”って胸を張ってた。
息子が誘拐されても、市民のお父さんだったわよ!誰かに恨まれても、最後まで立派な警察官だったわよ――っ!!」
母親の怒鳴り声に、父親は落ち着きを取り戻し、組長は地べたに座り込んだ。