恋する事件簿【完】
「昨日、残業しててろくなモノ食べてないでしょ?朝ご飯」



テーブルに料理を並べると、「焼き肉ちゃうんか」と言われた。

…そこは覚えてるわけね;;



「はい、箸」



那維斗は「いただきます」と食べ始める。

私は折り込みチラシを見て、ショッピングモールのセールの案内を見た。



「ブーツが30%オフだって」



「お前はよく、仕事をヒールで出来るな」



「お母さんも由良さんたちもそうだけど…」



それに那維斗も革靴だ。

坂田だけはオシャレ感もちゃんとあるスニーカー。

ヒールも革靴も、似たようなモノでしょ。

慣れてない人には動きにくい。
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