恋する事件簿【完】
「仕事は今までのでしろな」
「うん。でも何で?」
「仕事まで足を出されたら嫌やろ」
「あ。返り血が付くかも知れないからか」
「そうやない…」
頭を抱えてる那維斗に気付かず、私は他のお店を見て回る。
私は服を何年か自分で買ってないせいか、元値の“4000”円などと印字されたタグに驚かされた。
20歳からスタイルが変わってないから、買わなくて済んでたけど。
「物価が上がった証拠か…」
私は那維斗が欲しかったらしい腕時計と、食品を買って帰る事にした。
「うん。でも何で?」
「仕事まで足を出されたら嫌やろ」
「あ。返り血が付くかも知れないからか」
「そうやない…」
頭を抱えてる那維斗に気付かず、私は他のお店を見て回る。
私は服を何年か自分で買ってないせいか、元値の“4000”円などと印字されたタグに驚かされた。
20歳からスタイルが変わってないから、買わなくて済んでたけど。
「物価が上がった証拠か…」
私は那維斗が欲しかったらしい腕時計と、食品を買って帰る事にした。