恋する事件簿【完】
「わわわ私がりょりょ、料理するから!!;;」
動揺してる芽依実は、キッチンに入って守優さんを追い出した。
俺らをチラチラ見ながら、冷蔵庫から食材を出して手際良く準備してる。
「芽依実も結婚か。妹に先を越されるとは」
守優さんは「芽依実を頼んだ」と言って、部屋へ着替えに行った。
芽依実は「馬鹿兄貴ッ!!;;」と叫ぶ。
…どんだけ照れてるんや。
俺はカウンターに肘を突き、「芽依実」と呼ぶ。
「返事は」
「へ…返事?」
「手紙の」
芽依実は赤い頬のまま、俺を見て来る。
「私で良ければ…」
「ん」
…返事、わかってたけどな。
* * *
動揺してる芽依実は、キッチンに入って守優さんを追い出した。
俺らをチラチラ見ながら、冷蔵庫から食材を出して手際良く準備してる。
「芽依実も結婚か。妹に先を越されるとは」
守優さんは「芽依実を頼んだ」と言って、部屋へ着替えに行った。
芽依実は「馬鹿兄貴ッ!!;;」と叫ぶ。
…どんだけ照れてるんや。
俺はカウンターに肘を突き、「芽依実」と呼ぶ。
「返事は」
「へ…返事?」
「手紙の」
芽依実は赤い頬のまま、俺を見て来る。
「私で良ければ…」
「ん」
…返事、わかってたけどな。
* * *