恋する事件簿【完】
格子状のシャッターが下り、自動ドアもストップした様子。
『刑事課、野神』
「お母さん、私…。
木ノ島銀行で強盗発生。犯人は男
1人。逃げ遅れが20人。内4人が老人」
『急行する。…芽依実、気を付けて』
「わかってる…」
電話を切り、電源も切った。
犯人を見ながら、那維斗の元カノで、速水の妹の話を思い返した。
…大丈夫かな…。
思い出して、苦しい思いはしてないだろうか。
「全員、ここに集まれ」
銃口をみんなに向けながら、窓口の前の長椅子の場所に人を集める。
『刑事課、野神』
「お母さん、私…。
木ノ島銀行で強盗発生。犯人は男
1人。逃げ遅れが20人。内4人が老人」
『急行する。…芽依実、気を付けて』
「わかってる…」
電話を切り、電源も切った。
犯人を見ながら、那維斗の元カノで、速水の妹の話を思い返した。
…大丈夫かな…。
思い出して、苦しい思いはしてないだろうか。
「全員、ここに集まれ」
銃口をみんなに向けながら、窓口の前の長椅子の場所に人を集める。