恋する事件簿【完】
「主任の質問の場合は2色やろ?せやったら、長い方を選ぶのが先決や。
時には逆もあるんやけど、安全パイな線は、犯人は後に繋ぐ傾向がある。後から繋いだ線は、少しは長くなるやろ?やから、切る」
「……」
私は自分を過信していた。
聞かなくても、後から教科書を見ればわかると。
「でも、芽依実も合ってるんだよな」
唇を噛む私に、叔父さんが言って来た。
「統計は、人の心理を表してる」
「どういう事?」
「危険を表すのが、“赤”だから!」
「―――場課長はほかって、仕事しましょう!」
私たちは母親に従い、叔父さんから目を逸らした。
ギャグで締めるとか、あり得ないから!
時には逆もあるんやけど、安全パイな線は、犯人は後に繋ぐ傾向がある。後から繋いだ線は、少しは長くなるやろ?やから、切る」
「……」
私は自分を過信していた。
聞かなくても、後から教科書を見ればわかると。
「でも、芽依実も合ってるんだよな」
唇を噛む私に、叔父さんが言って来た。
「統計は、人の心理を表してる」
「どういう事?」
「危険を表すのが、“赤”だから!」
「―――場課長はほかって、仕事しましょう!」
私たちは母親に従い、叔父さんから目を逸らした。
ギャグで締めるとか、あり得ないから!