恋する事件簿【完】
≪車はなし。人の出入りもなし≫
兄貴の携帯に送信し、「何時から開店か書いてあった?」と、隣に訊く。
「9時に突入なら、もう開いてるやろ」
「今、8時45分だけど…」
お互いに目を合わせ、一瞬、固まった。
慌てて鞄から、仕事用のデジカメを取り出し、さりげなく店の看板へ向けてズームして行く。
「見れたか?」
「お待たせしましたー」
コーヒーを運んで来た店員さん。
私はデジカメをテーブルの下に隠した。
「雀荘って、行った事ある?」
「あるで。朝まで寝ずに勝負した」
…へぇ…。
兄貴の携帯に送信し、「何時から開店か書いてあった?」と、隣に訊く。
「9時に突入なら、もう開いてるやろ」
「今、8時45分だけど…」
お互いに目を合わせ、一瞬、固まった。
慌てて鞄から、仕事用のデジカメを取り出し、さりげなく店の看板へ向けてズームして行く。
「見れたか?」
「お待たせしましたー」
コーヒーを運んで来た店員さん。
私はデジカメをテーブルの下に隠した。
「雀荘って、行った事ある?」
「あるで。朝まで寝ずに勝負した」
…へぇ…。