恋する事件簿【完】
「はい、刑事課」
『木ノ島科学館で異臭騒ぎ。出動願います。消防と科学防護隊も出動してます』
「わかりました。――木ノ島科学館で異臭騒ぎ。消防等は出動済み」
「わかった。苺愛、こいつらの指揮を頼んだ。北斗は本庁との連携を頼む」
「「了解」」
私たちは署を飛び出した。
2台で乗り合わせて向かう。
難波と両親の車で向かえば、現場は戦場と化してる。
「坂田と守優は応援部隊と被害者の誘導・搬送する病院の交渉。
水川は軽傷者からの聞き取り。
芽依実と難波は…行くよ」
「わかりました」
「…入るの?」
冷静な難波に対して、私は足を止めた。
私と難波は、母親とは違う。
『木ノ島科学館で異臭騒ぎ。出動願います。消防と科学防護隊も出動してます』
「わかりました。――木ノ島科学館で異臭騒ぎ。消防等は出動済み」
「わかった。苺愛、こいつらの指揮を頼んだ。北斗は本庁との連携を頼む」
「「了解」」
私たちは署を飛び出した。
2台で乗り合わせて向かう。
難波と両親の車で向かえば、現場は戦場と化してる。
「坂田と守優は応援部隊と被害者の誘導・搬送する病院の交渉。
水川は軽傷者からの聞き取り。
芽依実と難波は…行くよ」
「わかりました」
「…入るの?」
冷静な難波に対して、私は足を止めた。
私と難波は、母親とは違う。