Love Love Love
プロローグ


「はぁ…だりい」


そういって彼は誰もいない静かな廊下に座り込んでいた。



人気者も苦労するんだな−−…と、
ちょっぴり罪悪感。


だって私はもっとちやほやされてデレデレするもんだと思ってたから。


名前の知らない男の人。


窓からやんわり漏れる夕焼けのほんのり紅い光に照らされて、故に彼の明るい綺麗な茶髪が紅く染まった。


ただ単に、 綺麗 と そう思うのは
勘違いかな





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