何度も…何度でも君に恋をする
ドカッとベンチに腰掛けて腕組みをした。

心なしか頬っぺたは怒ってるせいで膨らんでる。



私はただ…




プレゼント渡したかっただけなのに。

笑って渡したかったのに、どうしてこうなっちゃうんだろう……。







「何やねんお前……プリプリして…」

「プリプリって……、最近機嫌悪いのは新ちゃんやん。…何で怒ってんの?」

「怒っ……別に……怒ってないねんけど…」

「怒ってるー!」




思わず涙声になってた。

だって、前の仲良かった私達はどこ行ったの?


悔しくて悲しくて、涙が出そう…。






「私は……、新ちゃんに誕生日楽しんでほしくて。……プレゼントも何が好きかわからへんから奏くんに見てもらって……」

「…………?」

「なのに…何でいつまでもそんな顔…」

「ちょーっと待った!」




急に大きな声で叫ぶ新ちゃん。

あまりの大きさに花火をしてたみんなも「どーした?」って心配してる。



どーした?…って私が知りたい位だよ。

話の内容におかしな所あった……?




私の顔をじっと見つめてる。

尋ねるように…、確認するように。


首の後ろをかきながら口を開いた。



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