何度も…何度でも君に恋をする
思い描いてたよりずっと……、ドキドキしてしまう。
奏くんが好きだと気づいてから、私の心臓は少しおかしいんだ。
恋って…こんなにドキドキするものだったのか……。
好きな人に触られるって…こんなに苦しくなるんだ……。
知らなかった。
美桜は…、奏くんは…。
これより苦しい気持ちをずっと抱えてたのかな…?
ふと、美桜に視線をずらしたら。
笑ってるのに…、笑顔が痛い。
奏くんを見つめるその瞳には、熱がこもってた。
私まで……
痛かった。