何度も…何度でも君に恋をする
「ほんまにさー……。体育祭と文化祭の日にちが近いってどういう事やねん!練習しながら準備もしなさいって事やん……。


過労で倒れたら華凛も一緒に保健室行こうね…」」




わざとらしい位大きなため息を吐いて美桜が肩に寄り掛かった。

今は体育祭の練習で体操着に着替える為男子は教室にいない。


私達はと言うと……さっさと着替えて窓際でお喋りタイム。

もちろん損な役回りが多いから教室の鍵閉めは私の役目になってる。


ふと教室を見渡したらクラスの半分以上の女子が嫌々着替えてるからかまだ終わりそうになかった。




「私は早く文化祭の準備したい……」

「あっ、そっかぁ。華凛は部活の方に顔出すんやったっけ?」

「うん!2学期から入ったばっかりやねんけど部長さんも毎日出なくていいって言ってくれたし…、料理のレパートリー増やすには調理部かなって思って……」




私は今まで…、お父さんとアツも頑張ってるんだから……。

そんな気持ちで色んな事を諦めてきた。


でもこの間お父さんが…




「華凛……。学生時代は1度きりやねん。…お父さん達の為に我慢したらあかん」








そう言ってくれた。



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