何度も…何度でも君に恋をする
「調理部は何やるの?」

「えっと…、クッキー作ったりプチケーキ作ったりして販売するんやって。………私な……実はお菓子って作った事ないねん……。だから練習しないと多分出せへん…」



家で料理はするけどお菓子作りなんて…、そんなこ洒落た物作った事ない。

彼氏とかいれば別なんだろうけど、なにせ今まで付き合った人は中学の時に1人だけなもんで…。




お菓子を作ってあげるなんて発想出てこないよ。








「あたし絶対買いに行こー」


美桜がふにゃって笑って窓枠に頭を預けた。

その笑顔……、何回見てもドキッとするよ。


だって女の私がドキッとしちゃうんだよ?

男の子はその倍ドキドキするに決まってる。




奏くんも……その中の1人なんだろうな。

美桜の笑顔にときめいちゃったんだね。



中学の時の2人はどんなだったのかな…?
あれだけ美男美女だからすっごく目立つ存在だったと思う。



想い……


合ってたんだろうな……。




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