何度も…何度でも君に恋をする
「華凛さー…」
「えーっ?…ちょっ、聞こえな……」
「奏に……、料理食わした事あんの?」
歌ってる声で何を言ってるのかわからなかった。
いきなり料理の話しになってるなんて…。
何で……?
「…ないけど……?」
「…ふーん………じゃあ何でお前が料理上手いとか知ってんねん」
「…あっ……」
さっき奏くんが言ってた“料理は上手いのに何でお菓子作りは苦手やねん”って言葉。
それは…、うちの事情を知ってるからなんだけど。
「あのー…、あれ、私今学期から調理部に入ったからやん?料理は得意って言ったし。……3階で販売してるから…後で行く…?」
「部活入ったん?」
「うん……毎日出なくていいみたいやったから…」
「……じゃあ、これ終わったら行くか…」
何とか納得してくれてホッとした。
家の事を…あんまり話したくないんだ。
それに、奏くんとの秘密にしておきたい。
斜め後ろを見てみたら、ぎこちないけど……2人はちゃんと話してる。
自分で作った時間なのに。
うん……、結構苦しいもんだなー。
仲直りしたって事はこれからもっとこんな場面が増えるんだよね。
奏くんの笑顔が増える…。
増えていく…。
「えーっ?…ちょっ、聞こえな……」
「奏に……、料理食わした事あんの?」
歌ってる声で何を言ってるのかわからなかった。
いきなり料理の話しになってるなんて…。
何で……?
「…ないけど……?」
「…ふーん………じゃあ何でお前が料理上手いとか知ってんねん」
「…あっ……」
さっき奏くんが言ってた“料理は上手いのに何でお菓子作りは苦手やねん”って言葉。
それは…、うちの事情を知ってるからなんだけど。
「あのー…、あれ、私今学期から調理部に入ったからやん?料理は得意って言ったし。……3階で販売してるから…後で行く…?」
「部活入ったん?」
「うん……毎日出なくていいみたいやったから…」
「……じゃあ、これ終わったら行くか…」
何とか納得してくれてホッとした。
家の事を…あんまり話したくないんだ。
それに、奏くんとの秘密にしておきたい。
斜め後ろを見てみたら、ぎこちないけど……2人はちゃんと話してる。
自分で作った時間なのに。
うん……、結構苦しいもんだなー。
仲直りしたって事はこれからもっとこんな場面が増えるんだよね。
奏くんの笑顔が増える…。
増えていく…。