何度も…何度でも君に恋をする

「美桜…？……聞いてもええ？」

「ん？…どうしたん」



楽しそうに笑う奏くんを見つめた。

大きな口開けて…。


目を細めながら笑う顔。



聞きたいよ。…２人の事を。



どうして別れたの…？

振ったのは美桜のはずなのに、お互いに……変わらない気持ちでいるよね？




「奏くんと……どうして別れたんかな？って思って……」

「……………」

「立ち入った事聞いてごめん……。でも、奏くんの事…今でも好きなんやないの？」





私は知りたかった…。

美桜と奏くんの本当の真実を。


もし……、もし美桜に好きな人が出来て別れたって理由だったら。

その人とは上手くいかなくて奏くんに戻りたいって気持ちだったとしたら。



自分の気持ちを言ってしまうかもしれない……。


そんな考えが頭の片隅にあったと思う。





















　　　　　　　　　　　　



美桜は……



やっぱり美桜は…。


奏くんが好きになった人だったね……。