何度も…何度でも君に恋をする
溶けた氷がコップの中のミルクティーを薄くしていく。
約束の時間より30分早く着いたせいで、トレイの上のポテトも半分位なくなっていた。
「はー…、やっぱり違う服にすれば良かったかも。……変やって思われたらどうしよ…」
窓ガラスに映る自分の姿を見て少しだけ後悔した。
男の子と2人で遊ぶなんて初めてだから、どんな服がいいかわからなくて…。
普段着の中でも1番お気に入りを着てきた。
白いコットン素材のチュニックにジーンズのショートパンツ。
バックはこの間琴音さんからプレゼントされた斜めがけのフリンジバック。
さすが…お父さんと違って女の子が好きそうなツボを心得てると思った。
気に入られたい……とか、そんなふうに感じなかったんだ。
私の事を考えながら選んでくれた…ってすごくわかった。
時計を見たら約束の5時まであと5分。日中は暑くて歩けないから会うのは夕方にしよう…って事でこんな時間になった。
フリンジバックから手鏡を出して髪型をチェックした。
髪は……うん、はねてない。
汗も…大丈夫……かな。
あっ…!ちょっとチークが濃すぎたかも……。
鏡の中の自分と睨めっこしながらフーッてため息をついた。
―カシャッ―
シャッターみたいな音がして顔を上げた。
「…ハハッ……、プライベート撮った!」
「奏くん?!」
気づいたらテーブルの近くに奏くんが立ってて、携帯を私に向けてる。
口元だけ笑いながらボタンをいじって…。
「ほら、保存…!」
って、眩しい位に笑った。
約束の時間より30分早く着いたせいで、トレイの上のポテトも半分位なくなっていた。
「はー…、やっぱり違う服にすれば良かったかも。……変やって思われたらどうしよ…」
窓ガラスに映る自分の姿を見て少しだけ後悔した。
男の子と2人で遊ぶなんて初めてだから、どんな服がいいかわからなくて…。
普段着の中でも1番お気に入りを着てきた。
白いコットン素材のチュニックにジーンズのショートパンツ。
バックはこの間琴音さんからプレゼントされた斜めがけのフリンジバック。
さすが…お父さんと違って女の子が好きそうなツボを心得てると思った。
気に入られたい……とか、そんなふうに感じなかったんだ。
私の事を考えながら選んでくれた…ってすごくわかった。
時計を見たら約束の5時まであと5分。日中は暑くて歩けないから会うのは夕方にしよう…って事でこんな時間になった。
フリンジバックから手鏡を出して髪型をチェックした。
髪は……うん、はねてない。
汗も…大丈夫……かな。
あっ…!ちょっとチークが濃すぎたかも……。
鏡の中の自分と睨めっこしながらフーッてため息をついた。
―カシャッ―
シャッターみたいな音がして顔を上げた。
「…ハハッ……、プライベート撮った!」
「奏くん?!」
気づいたらテーブルの近くに奏くんが立ってて、携帯を私に向けてる。
口元だけ笑いながらボタンをいじって…。
「ほら、保存…!」
って、眩しい位に笑った。