何度も…何度でも君に恋をする

8月6日…ハムの日

「誕生日おめでとうー!!」

「おめでとう新ちゃん!」

「どーも……ありがとさん…」







8月6日。

今日は新ちゃんの誕生日。


久しぶりに食堂の仲間が集まった。

何かしてあげたいねって話をしてた時、夏しか出来ない事って言ったら……








「これシケってるんかな?…全然つかへんねん」


手持ち花火をしようって事になって…。

諒一くんお勧めの本当に何もないグラウンドに集合した。


各自それぞれが持参すればかなりの数になる。

女の子チームの私、小春ちゃん、美桜、カナミは手持ち花火を…。

男の子チームの奏くん、新ちゃん、諒一くん、大地くんは打ち上げ花火を…。



8人が持ち寄った花火の量は1日じゃやり終わらない位たくさんある。


「これ今日中じゃなくてもええよな?」

「うん…。多分無理やで」




奏くんと大地くんが集まった花火を見て苦笑いしてる。

私だってこんなにあると思わなかったもん。
でも男の子チーム……。量買い過ぎだから。


「次ドラゴンやろーや!」



新ちゃんが楽しそうに打ち上げ花火を漁ってる。

会うのはあのプールの1件以来だから何だか照れ臭くて…。


弱い部分を見られた気がして、私からは話し掛けられずにいた。





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