喫茶冬景色
「森、お前がどんな奴を好きになろうとも。俺はお前の友達だからな。」
 
肩をぽんと叩くんじゃねぇ。
それに、安達よ、気のせいかそれは鈴木に失礼じゃねぇ?

「で、鈴木さんはなんて答えたの?」
 
だから、斉藤それ、やめろよ。
 
「いいよって答えたの。」
 
顔赤らめるな。そこ。
 
「なんだ?やっぱりラブラブじゃん?」
 
お~い。聞いてるか?お~い。
 
「ま、モリアキも大人になったって感じで。うん、俺は応援するよ。」
 
だから、違うって。
 
「じゃあ、初カノ祝いって事で行こ~ぜ~。」
 
こらぁ、勝手に盛り上がるな!
 
って。
ま、そんな感じで俺らは一日遊んだはずだ。
 
━━ハズ?ハズの理由?
 
  うん。 
 
 実は
 
楽しかったかどうか
 
    あんまり記憶にない。━━
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