喫茶冬景色
「僕はあなた主義ですとか言ったでしょ?」
 
言ってねぇって。
 
新垣め~。
 
この場にいない新垣への不満増大だね。
 
あいつ絶対に面白半分で広めてるよ。
 
俺さ、本来は2人だけの秘密のはずのものを他人から、からかわれるのが嫌いなんだ。
 
「あぁ~、分かる!分かる。森は永遠に愛しますとか言いそうだもんねぇ」
 
勝手に俺のイメージを作るな!
 
「ね?言ったんでしょ?正直にはきなさいよ~」
 
鈴木も困ってるだろ。
 
いい加減にしておけよ、お前ら。
 
ほら鈴木の顔も。
 
鈴木の顔も。
 
鈴木・・・。
 
「・・・。」
 
彼女なんだか、すごく嬉しそうだった。
 
そう言えば教室で他の女の子と会話してるとこ久しぶりに見た。
 
「ごめんね?」
 
ごめんね?
 
何がだ?鈴木。
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