あのゴールまで〜はじまり〜


スタートの辺りに着いた。



私は1組の8レーン。



やろうと思えば最初から1位でいける。




私は心に決めた。




「1組入って下さい」


係員さんが言う。



バトンを受け取る。




・・・紫。



ユニホームとまあまあ色が近い。




このバトンに誓って。




私はぎゅうっとバトンをにぎりしめる。




スタブロも大丈夫。



準備はバッチリ。




あとは・・・




先輩にただバトンを渡す。



それだけ。
< 133 / 203 >

この作品をシェア

pagetop