あのゴールまで〜はじまり〜
私は腕を大きく振る。
前には句実先輩。
あっ、でた。
これバッチリだ。
「はい!」
句実先輩の手の平。
私はバトンを押し込む。
わっ・・・
あっという間に句実先輩が抜かして行った・・・
1位だーっ!!
次は亜美那先輩ね・・・
亜美那先輩でた!!
あれ??
句実先輩追いついてない??
カラン・・・
そんな音がこっちにも聞こえた気がした。
バトンが・・・
地面の上に落ちた。