あのゴールまで〜はじまり〜



一年一組は学級委員しかいなかった。




・・・あ。




まつざきりゅうせいだ。





ぱっと目にはいる。






「こんにちはーっ」



明るく私ははいっていった。




まだ先生は来てなくて学級委員の雑談を始めた。




なんかノリでね?




取り合えず皆自己紹介をする。





「松崎流星です。



よろしく。



なんか勝手に学級委員になってました。」




なーんか無表情って感じ。




「松崎くんってさ。



流星って流れ星って書くの?」




私は聞いてみた。




「うん。そうだよ。」





相変わらず無表情。




「今日はどこ仮入部する?」




なんか松崎流星に興味がわいてきてしまった。




「陸上部。」




口数少ないんだなぁ・・・





津久野とは大違い。



心の中で笑っちゃう私。
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