あのゴールまで〜はじまり〜
「大会形式・・・っていうのは、
予選で上位にのこった奴が準決勝に進められ、準決勝で上位8位の記録をだした奴が決勝に進める。
そっから決勝で戦い、そこで優勝や2位、3位とか決めてく。
ん~つまり・・・勝ち抜きみたいなもんだ。
今からやる高跳びは・・・一人、同じ高さで三回まで跳べて、
自分の一番良い記録で準決勝にいけれるか決める。
まあ・・今は人数が少ないから予選、決勝でいいな。あと男女混合だな。」
先生が説明をした。
よく先生の説明は分かりにくいんだけど・・・
ん~つまり、予選で勝てればいいんだよね。
いい記録跳べばいいんだよね。
「小学校の授業とかで高跳びやったことあるよな?」
麻木先生の問いかけにうんうんと頷いた。
「よし、じゃあ適当に順番決めてくな。
一番・・・〇〇~~
二番~・・・」
先生は本当に目に入った人から順番を決めていった。
私は結局7番だ。