Your happiness is my happiness
俺の前に並んでいる男子たちは、静かに引いていく。
まだ結果がわからないから、どうしようもない。
そして。
俺の番。
あー…手に変な汗かいてるし。
こんな紙きれで、決まるなんて…
クジ引きって怖っ!
どうか…どうか美久と一緒に行けますように…!!!
神様ぁぁぁぁぁぁ!!!
ガサガサと袋の中をあさって、1枚の紙を取った。
それを大事に慎重に持って、直輝が待つ俺の机に向かう。
「はい…」
「見るよ?」
直輝に紙を差し出すと、そう訊いてきた。
「どうぞどうぞ」
丁寧に折られている紙きれを、開く直輝。
これだけで、すごく心臓がうるさくなってる俺。
「…14番だってよ」
直輝が言って、すぐ俺達は美久と花恋を見た。
「え、ちょ!?」
「嘘だろ~?」
花恋と美久のところには、竜也と玲がいる。
なんか楽しそうに話している。
まさか…
あの4人で班なんじゃないだろーな…?