赤い狼 参
「やっぱり、棗も銀の事馬鹿だと思ってた?」
「あぁ。昔っからあんなんだったよ。
本当、人って変わらねぇのがぃぃって言うけど、変わった方がぃぃ場合ってあると思うよ。
俺、一時期その事で真剣に悩んだ事があるよ。」
「マジで?それは真剣な悩みだね。で、その問題解決したの?」
「それが残念な事に解決しなかったんだ。でも、一つ分かった事があってね…。」
「何々?」
「銀は変わった方がぃぃと思うけど、努力してもあの馬鹿さは変わらないと分かったよ。」
「そっか…。それは災難だね。銀、お気の毒「おい、お前等ぃぃ加減にしろよ。そんなに俺を苛めて楽しいか。」」
チッ。ぃぃ処だったのに。
会話を止めに入ってきた銀を見てそう呟くと銀は
「おい!あんなんが彼女でぃぃのか!?俺は認めねぇぞ!
って、隼人ぉおおぉお!無視か!?無視なのか!?皆、俺の事を空気として扱わねぇでくれーー!」
ギャァギャァと一人で騒いでいた。
…誰も貴方の味方になってくれないなんて可哀想に。
それからは暫く、銀の嘆きが止む事は無かった。