101回目の告白

あたしが巻き込んで
しまったのに、
稔先輩は悪くないのに、

「稔先輩にご迷惑おかけするなんて出来ませんよ。
それに、一人で大丈夫です!!」

あたしは稔先輩に
ガッツポーズを見せる。

「僕が、送りたいんだ。
イヤかな??」

子犬のような顔で
そう言われると・・・

「・・・っ。イヤじゃないです。」

答えはそれしかない。

「じゃ、放課後に正門でね!!」

稔先輩がそう言った瞬間。
予鈴が鳴り響いた。


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