101回目の告白

二人の帰り道


放課後。

正門に向かうと
すでに稔先輩が待っていた。

「稔先輩!!
お待たせしてすいません!!」

あたしは稔先輩に駆け寄ると、
何かにつまづいてしまった。

「ぎゃっ!?」

転ぶ!?

と思って目を瞑った。

だけど、
感じるのは温もりだけで、
痛みはなかった。

目を開けると、
稔先輩に抱き締められていた。


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