101回目の告白

いつもは一人で
玻瑠幸を想いながら帰る
見慣れた道を、今日は、
稔先輩と肩を並べて帰る。

稔先輩と帰っているのに、
考えていることはいつもと同じ
玻瑠幸のこと。

「千依莉ちゃん。」

ふと名前を呼ばれた。

稔先輩の方を見ると、
先輩もあたしを見ていた。


< 29 / 107 >

この作品をシェア

pagetop