101回目の告白

「今・・・なんて??」

早見の顔がひきつる。

「好きな人がいるの。ずっと忘れられない・・・。
だからもう早見とは付き合えない。」

泣くな、泣いちゃダメだ。
ちゃんと言わなきゃ。

「・・・別れてほしい。」

堪えきれなかった涙が一筋、
頬を伝う。

「好きな人・・・??」

早見がかすれた声を出す。

全てを話さなくちゃ・・・。

「あたし・・・」


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