101回目の告白

早見がスカートの中に手を伸ばした瞬間。

体がビクンッと跳ねた。

そして同時に

「早見!!お願い、やめて!!」

涙がボロボロ溢れ出す。

早見がハッっとしてあたしを抱き起こす。

「・・・っ。ごめん千依莉。
怖かったよな・・・。ごめん・・・。」

震える体を優しく抱き締める。

だけど震えは止まらなくて・・・
やっぱりあたしの心は玻瑠幸じゃなきゃ暖めることができないんだ。


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