101回目の告白
走り疲れて、着いた先は屋上。
そこに亜唯香も追い付いた。
「ハァ、ハァ。千、依莉。」
「亜唯香。」
「千依莉!?急にどうしたの??
いきなり走り出して・・・。」
亜唯香があたしの傍に寄る。
「・・・てない。」
「え??千依莉、聞こえない。」
「玻瑠幸のアド変。
あたしには来てない!!」
その瞬間、
あたしは亜唯香に
抱き着いて、泣き出した。
同時に始業のチャイムが、
青空にこだました。