☆…時を越えて…☆
*.過去へ…
…ピヨピヨ
……………
「あれ…ここはどこ…」
沙織は目を覚ました。
「ここ、私の部屋じゃないし…」
「そもそも私、昨日の夜、ビルから飛び降りたんじゃなかったっけな…」
「え…?」
(男の声)「おっ、起きてたのか。」
沙織「えっ、ちょちょちょちょ… あなたは誰ですか…?」
男「ここは江戸時代の着物屋だよ。君は過去へと飛んだんだ。」
沙織「過去へ…? 飛んだ…?」
男「そうだ。俺の仲間が、昨日飛び降りようとしているお前さんを見掛けてな、ここへ連れてきたんだよ。」
沙織「私… 生きてるの…?」
男「ああ、そうだよ。お前さんは死んじゃいねぇ。寸前で止めたんだ。」
男2「ようっ! 番頭!」